中仙道(板橋〜巣鴨)T

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中山道の初宿「板橋宿」から、おばあちゃんの原宿「巣鴨」まで。
江戸に入る旅人のつもりになって、旧中山道を散歩してみましょう。
一見普通の商店街ですが、あちらこちらに江戸の息吹が感じられます。



岩ノ坂 ■岩ノ坂

都営三田線の板橋本町駅を降りて、旧中山道に入るとそこは商店街。
これから、ずーっと旧中山道に沿って商店街が続きます。

この辺りは「岩ノ坂」といって、空襲で焼けるまで、スラム街でした。
そのためか、「イヤナ坂」とも言われていました。
今は当時の面影は、まったくありません。

縁切榎01 ■縁切榎

「イヤナ坂」を下っていくと「縁切榎」が見えてきます。
もうこの際分かれてしまいたい男女や病気との縁を綺麗さっぱり
切ってくれる有難い榎です。

徳川家にお嫁入りするお姫様の行列は、この榎を避けて江戸城に向かいました。
縁切榎02

今でも、千羽鶴やお供えが途切れません。

くらち ■本町商店街

本町商店街を「板橋」に向かって進みます。
「くらち」という、ちゃんこ料理のお店。 看板が良い。


板橋01 ■板橋

江戸名所図会の「板橋」です。無理に江戸入りせず、ここ板橋の宿で
旅の疲れを落としました。板の橋だから板橋。
当然、花街でもありました。



今は板の橋ではなく、コンクリートの橋です。

板橋02 板橋03

鴨 ■橋の下の鴨

板橋の橋の下で寒風を避ける(?) 鴨のつがいです。
2005.12.11

仲宿01 ■仲宿01

橋を渡ると「仲宿」です。
江戸時代は、縁切榎までが「上宿」、板橋までが「中宿」、観明寺辺りまでが「平尾宿」
でした。


仲宿02 ■仲宿02

和菓子の新月堂。旧本陣跡地前のお店です。
「板橋最中」もいいですが、「宿場だんご」が素朴で○。


観明寺01 ■観明寺01
-赤門-

仲宿を過ぎ「不動通り」に入りました。
しばらく行くと左手に観明寺(かんみょうじ)が見えてきます。

さっそく赤門を入ってみましょう。


観明寺02 ■観明寺02

江戸時代からある名刹。明治6年、町の繁栄祈願のため、千葉の成田山新勝寺から
不動尊の分身を勘請しました。このため出世不動と呼ばれ親しまれています。
「不動通り」の名称は、このお不動様に由来します。

花の湯 ■花の湯

観明寺の近くの銭湯。
神社と見紛う立派な構えです。調べてみたら軟水の「超アルカリ」のお湯だそうです。
手ぬぐい買って、入ってみれば良かった。

板橋駅付近 ■板橋駅付近

中山道に出たら信号を渡って、向こう側の旧中山道に入ります。
ここはJR板橋駅の手前です。

なんだか味のある家がありました。街道沿いの商家という趣ですね。

ファイト餃子01 ■ファイト餃子01

いよいよ巣鴨に近づいてきました。
その前に、有名な「ファイト餃子」を食べて一休みしましょう。

ファイト餃子 http://www.white-gyouza.co.jp/detail/detailB01.htm
都営地下鉄三田線 西巣鴨駅より徒歩5分、都電荒川線 庚申塚より徒歩1分

※2016年追記 この店は近くの別の場所に移転しています


ファイト餃子02 ■ファイト餃子02

フランスパンの生地を使った皮はパリパリ、身はジューシー。
味の評価は人によって分かれるけど、僕はわりと好き。
何より、これで「350円」なら文句なしでしょう。


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撮影データ
2004-2005 , NIKON D70 , KONICA MINOLTA α Sweet DIGITAL , CASIO QV-R40

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