別所温泉(上田市)



平成18年の夏休み、山里の温泉でのんびりしようと長野県上田市にある別所温泉に行きました。 
別所温泉は共同浴場を中心に栄えた歴史ある温泉ですが、信州の鎌倉とも呼ばれるくらい古いお寺が
多いところでもあります。 初日は雨の中をお寺巡り、翌日は塩田平に点在する名所旧跡を訪ね歩き。
気持ちのいいお湯、美味しい空気と山の幸、ローカル線でののんびり旅。 心安らぐ2日間でした。




■撮影データ
2006.7.29-30 ,  CASIO EXILIM EX-Z500



 


別所温泉観光協会サイト  http://www.bessho-spa.jp/



上田電鉄別所線の終点駅 「別所温泉駅」
別所温泉への玄関口です


近くに丸窓電車2両が保存されていました
昔の車両のフォルムは美しい


楕円形の戸袋窓が「丸窓電車」のいわれとか
以前は内部を公開していたけれど、今は入れないのだ

駅を後にして、温泉街に向けて歩いていきます


七苦離地蔵尊堂
別所温泉は"七久里の湯"とも呼ばれた


七久里 = 七苦離
7つの苦難から解き放たれるという


七苦離地蔵尊


七苦離地蔵尊の右の道を進み常楽寺へ向かいます


天台宗の古いお寺 「常楽寺」
常楽・安楽・長楽の「別所三楽寺」の一つ
北向観音を守る寺です

茅葺きの屋根ってしっとりしてて、いいなあ


常楽寺_多宝塔
国指定重要文化財


常楽寺


常楽寺から安楽寺に向かう


八角三重塔で知られる安楽寺


安楽寺八角三重塔(国宝)
四重塔にみえるけど、一番下はひさし


それにしても大粒の雨… しばらく雨宿り


別所温泉街に入ります
北向観音にいく前に腹ごしらえ



天ぷら蕎麦を注文したら… 凄すぎる
さすがに食後はしばらく動けず


北向観音堂
観音菩薩が長野の善光寺の南向きと、向きあっている


北向観音_愛染かつら
川口松太郎の「愛染桂」はこの木からヒントを得ました


崖の上に建てられた薬師堂








別所温泉名物の共同浴場 「大師湯」 に入りました

慈覚大師(円仁)が入浴したので大師湯
てっきり弘法大師かと思ってました


「石湯」真田幸村公隠しの湯
すっかり温まって暑い !

のんびり歩いて汗を引かせます


柏屋別荘
千と千尋の神隠しの「油屋」のモデルのひとつ
…と聞いたが、Wikipediaには書いてなかった…


さて、まだ早いけど疲れたのでお宿に行こう


今夜はTAKEにしては珍しく日本酒
昼間の天ぷら蕎麦のせいで全部食べられるかな…


きょうは、塩田平の散策です


別所温泉駅からシャトルバスで中善寺に行きます


中善寺


中善寺_薬師堂 〜重文〜

約800年前、鎌倉時代の初めに空海により開かれました
薬師如来像があるはずですが、中を見た記憶がないのです


塩田平は山里の景色


塩田平をのーんびりと歩きます
バスが通る一本道で迷うことはありません


龍光院へと向かう道


塩田北条氏の菩提寺である龍光院


予約制で"山菜膳"というのがあるらしい
残念ながら次の機会に…ないかな






あちこちに屏風絵がありました


あじさいの小道


前山寺の三重塔 <重文>
未完成の完成塔と言われている ?


あちこち様式に足りないらしいのてすが、
それがスッキリして完成形に見える ??


弘法大師が始めたという古寺・前山寺
幕の印は桔梗の紋

桔梗の花? →



塩田町


塩田町

7月末だけどカラっと爽やかな空気


塩田町


塩田町


塩田町


塩田町


下之郷駅
生島足島神社に向かいます


生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)


あちこちにご神木がありました


どれも根元が空洞になっていて神が宿っていそう


なにやら神事が始まりました


しずしずと本殿に向かっていきます


この神社は日本の真ん中にあるとされ、
日本総鎮守とも言われたらしいです
生島は生みの神、足島は満たす(足る)神


祈る先には土間があるばかり
ご神体は「土と酒」とされ、本殿の中には何もないのです




下之郷駅に戻って、上田駅に向かいます
これは駅の倉庫 ?


上田城近く、旧北国街道の宿場町を訪ねます

柳町、常磐、上紺屋町に当時の風情が残っています




上田は上田藩城下町であり、北国街道の宿場町としても栄えました


土蔵、格子、酒屋、海鼠壁など見どころいっぱいです


格子造りの家


別所温泉、上田の旅もそろそろお開きに
山里ののんびり旅が堪能できました




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