穴守稲荷・天空橋・大鳥居〜羽田空港の片隅にある空間〜


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多くの旅人が行き交う羽田空港は、東京都大田区の海沿いにあります。 
滑走路の増設や国際線の充実による成田空港との競合などで話題になっています。 
昭和6年「羽田飛行場」として開港以来、東京、日本を代表する空港として今も
進歩し続けています。 そのすぐ近く、京浜急行線で言えば1駅〜2駅手前に
漁村の雰囲気漂うエリアが存在しています。 今回は羽田空港の写真は無しにして
空港の片隅の空間にフォーカスしたいと思います。 それでは、まずは穴森稲荷へ。



■撮影データ
2009.11.3 ,  Panasonic LUMIX G1



 




穴守稲荷神社の参道

京急空港線 穴守稲荷駅が最寄り駅
神社は駅から歩いて3分
 
 


神社名の由来

江戸時代、堤防が決壊して村が海水に浸かった。
海を鎮めるため堤防にお稲荷さまを祀ったところ、
海が静かになった。 堤防に開いた「穴」の
害から村人を「守った」から「穴守」という。


境内には菊鉢がたくさん


我が家の庭の菊はこの年、不作でした


町内会の集まりでお汁粉が振舞われていた
僕もお相伴させていただく


甘い物好きのTAKE、思わず顔がほころぶ
 


11月3日文化の日は「晴れ」の特異日
青空に社殿が映える


昭和20年、羽田空港の拡張のため、米軍より強制退去を迫られる
地元の有志が700坪の土地を寄進して無事移転できた


神砂 (あなもりの砂)

ある老人が魚を釣ったら砂に変わった。神社のきつねの仕業と村人が
捕えたきつねをこの老人が放してあげた。以来、老人は大漁続きで、
魚篭の中にはたんさんの魚と少量の砂があった。 → 右写真下へ続く 



→ この砂を庭にまいたら老人の家が栄えた。 穴守の砂には
招福のご利益があるとされ、家内安全、新築・改築、病気平癒
  を祈り参拝の人が持ち帰る。勿論TAKEも貰って帰り庭に撒いた。
 




神社の敷地にはたくさんの小さなお稲荷さんがある


 


東京市 新吉原 とある
そちら関係の方はこちらにどうぞ


大阪の方はこちらにどうぞ


必勝祈願はこちらにどうぞ





ひととおり拝んだので、そろそろ天空橋の方に行くことにする
環八に出て海老取川方向に向かう


穴守橋から見た海老取川
右にJALの整備工場、航空保安大学校


稲荷橋付近の船舶係留所
 


稲荷橋付近


天空橋付近


天空橋付近


天空橋付近


天空橋付近

全身で太陽の恵みを浴びる


天空橋付近

ん、どうした? 誰だ こいつ


 
 
 


大鳥居へ向かう

…このレンズ、周辺光量落ちが強いのかな


大鳥居

この鳥居は、今はなき羽田穴守町にあった穴守稲荷神社のもの
いまは、800m離れた元の場所から移築し、ここに保存されている
 


空港建設のため、鳥居を取り壊そうとすると、工事関係者が次々と
原因不明の病や事故で倒れ、航空機事故も続発したという。 
祟りと恐れられ、工事の中止となりこの鳥居は残された。

1999年2月4日、通信塔建設のため取り壊さずに現在地に移された。


移転前の大鳥居




 


大鳥居の横は多摩川


旅客機が次々と降り立つ


 






釣りを楽しむ人も多い ハゼかな


 






 


白魚稲荷神社に立ち寄ります


 
 


武蔵国風土記に 「漁士白魚を求めて得しときは、まず此の社に供ふる。
故にかく云へり」 と社名の起源が書かれている


 


玉川弁天を眺めたところで、家路につくことにします




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