三陸縦断 U
三陸の旅もいよいよ最終日。宮城県に向かいます。
東日本大震災の犠牲になった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
被災された皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
この旅から6年後の2011.3.11、この写真に出てくる多くの景勝の地に巨大地震と大津波が襲い、
すべてを飲み込んでいってしまいました。 多くの亡くなった方と被災された方のことを思うと
言葉もありません。田老町の防潮堤近くの宿屋で聞いた昔の津波の話、高田の松原での早朝散歩
などの想い出が今も心に残っています。 いつの日か必ずや復活すると信じています。
■高田松原
恒例の朝散歩にでかけます。昨朝のように良い景色ならいいな。
ホテルの裏手を海岸に向かって進むと、松林が見えてきました。
松林の中の小路を歩きながら耳をすますと、波の音か聞こえてきます。
海岸には少年たちの姿が。 それぞれに何を想うのか。
■巨釜・半造
宮城県に入りました。気仙沼湾の唐桑半島。「おおがま・はんぞう」と読みます。
突き出ているとがった岩は、折石(おれいし)です。
明治29年の三陸大津波によって折れてしまいました。
巨釜… 前田浜から眺めると、大きな釜の中で湯が煮えたぎっているように見える
半造… 巨釜の対岸にあり、半分の釜に見える
■気仙沼港
サンマやマグロなどの魚介類の水揚げを誇る気仙沼港。
寿司の美味しいまちとしても有名。昼食はもちろんお寿司でした。
サメの水揚げ日本一でもあるので、フカヒレ生産も日本一。
魚市場には、大きな魚が。これはいったい何という魚ですか?
昼どきで人が少なく、魚名は確認できませんでした。。
どなたか教えてくださいませ。
■神割崎
南三陸金華山国定公園の神割崎。
昔、志津川町と北上町の境界争いに神様が岬を割ってその仲裁をしたという
伝説が残っています。
ホタテの醤油焼き。美味しそうでしょう!
でも、残念ながら、さっき食べたお寿司で腹いっぱいのため、パスしました。
■瑞巌寺
散歩の最終地、松島にたどり着きました。
ここは、伊達家の菩提寺、瑞巌寺です。
杉木立の参道をいくと、右側に岩に彫られた仏像が並んでいます。
■五大堂
五大堂は、慈覚大師が五大明王をまつり、五大堂と名付けたもの。
この堂は伊達政宗が創建したものです。
肝心の松島の景色は、西日が強くお見せできるほどのレベルではありません。
写真の腕を磨かなくては。
■かもめの玉子
ここで三陸大縦断の旅もおわりです。
あえて萩の月ではなく、岩手県大船渡の銘菓「かもめの玉子」をお土産に買って
仙台駅に向かいます。お疲れ様でした。
撮影データ
2005.08.07-09 , NIKON D70 , CASIO QV-R40
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