鳥越〜御徒町
台東区の御徒町。「おかちまち」と読みます。江戸城や将軍の護衛を行う下級武士、
すなわち騎乗できない武士の御徒(徒士)が多く住んでいたことから名付けられました。
駅周辺には、貴金属店や昼間から賑わう居酒屋、アメ横などがあり、活気に溢れた街です。
無数に連なる商店を冷かしながら、ブラブラと散歩するうち元気になること請け合いです。
■鳥越のおかず横丁
まずは御徒町の東側、鳥越1丁目にある「おかず横丁」を歩きます。
大正時代からある古い商店街です。
戦火を免れているので、古い店舗も残っています。
延長230メートル、商店数60軒。正式には、鳥越本通り商盛会。
■昼下がりのおかず横丁
午後1時頃なので、人通りはご覧の通り。
お店もあまり開いていなかった。ちょっと寂しい。
めげずに入って行きましょう。
■おかず横丁の「おかず」って?
惣菜を扱うお店が多い。その昔、町工場で働く主婦が
ここでおかずを買って帰ったから、という説がある。
昭和の高度成長期には100軒ほどの店舗があったが、人口減、
スーパー・コンビニの出現、工場の減などにより、往年の賑わいはない。
どこの商店街も苦労が絶えないですね。
■佃煮屋さん
佃煮屋さんですが、僕の抱いているイメージとは少し違う雰囲気。
はしめは惣菜屋かと思いました。
■お菓子屋さん
和菓子が好きなので、饅頭とか団子とか欲しくなります。
カキ氷もいいな。
■鳥越神社
おかず横丁の近くに、千貫神輿で有名な鳥越神社があります。
奥州平定に行く途中の源頼家、義家父子が大川(隅田川)を渡りあぐねて
いた時、白い鳥が越えるのを見て、浅瀬を知り、無事渡れたことから
鳥越大明神と名付けた。 「とりごえ」という語感が心地良いです。
■千貫神輿(せんがんみこし)
社務所の横に貼ってあったポスター。
この神輿、4tもあるらしい。
■鳥越神社
日本武尊にお参りしたら、御徒町に向かいます。
■御徒町中央通り
入り口にある江戸時代風の建物は「上野六丁目防犯センター」
2階には周辺の防犯モニターのサーバーと監視モニターがあるらしい。
警察と連携した防犯パトロールと相まって、防犯対策の優良事例なのだ。
さすが、将軍の警護役「御徒士衆」の町である。
■足を踏み入れてみると
通りには、飲食店、宝石店、ホテル、服飾店など、
おもちゃ箱をひっくり返したような賑わい。
あちこち覘いて独特の空気を満喫しました。
■昼間の酒はどうして美味い
まるで夜の酒場のように、昼間から活気溢れる居酒屋があちこちに。
そう、大阪の通天閣周辺や浅草と同じ世界。
■安い、旨い、早い
どこの店も、リーズナブルなお値段で楽しめます。
ここのように、立ち呑みの店も多い。
■やっぱり肴はイカ刺でしょ
このセットで何円したか忘れてしまいましたが、
相当安かったという記憶が。さすが上野。
■振り返ると
イカに舌鼓を打ちながら、ふと振り返る。
明るい… まだ3時頃なのでした。
■誘惑を断ち切って
こんな感じで、飲み屋だらけ。呑みすぎないうちに、アメ横で買い物して帰ろう。
■アメヤ横丁
戦後すぐ飴を販売する店が多数出店したからとか、
アメリカの物資を扱う店があったからとか、名前の由来は
いくつかあります。 年末の風景でおなじみの生鮮食品のほかにも、
スポーツ用品、化粧品など盛り沢山です。
右側の「上中」は、上野中通商店街です。
■不思議なお店も沢山
アメ横商店街連合会公式ホームページ
http://www.ameyoko.net/
■視線を感じて
とにかく時間があっという間に過ぎてしまう。
十分時間をとってショッピングを楽しんでください。
■徳大寺
摩利支天(開運守護神)を祀る日蓮宗の徳大寺。
アメ横のゴミゴミした路地の階段の上にあります。
境内で缶コーヒーなどを飲みながら休憩するのに最高です。
もちろん、お賽銭もよろしく。
■活気に満ちて
夕方になってさらに人が増えてきました。
賑わってこそ商店街。頑張ってもうひと歩き。
■家路or酒
歩きつかれて一休み・・・かな?
御徒町界隈の賑わう様子が伝わったでしようか?
また居酒屋に寄ろうかな。
撮影データ
2007.09.01, SONY α100 DSLR-A100