妙 見 島 (川の中の島 2)



川本三郎氏の東京の町歩きの本に取り上げられていた23区内の川の中にある島2つのうち、
荒川の赤羽岩淵の水門公園(中之島)に続いて、旧江戸川の「妙見島」に行きました。

旧江戸川に浮かんだ軍艦のような、ほとんど工場しかない島です。 立ち入り禁止の工場、
小さな神社やマリーナの他には、周囲にある狭い道路だけの不思議な島です。 

RPG(例えば女神転生)かアクションゲーム(例えばバイオハザード)の舞台にもなりそうな
廃墟的・魔界的な雰囲気が漂っていました。 さあ異空間への旅に出発です!!


☆ ミニ情報 ☆


         □ 南北700m、東西も最大200m、面積8haの小さい島。

         □ 江戸川区に属し、住所は「東葛西3丁目」。

         □ 島へは東京と千葉を結ぶ「浦安橋」の途中からしか降りられない。(船を除く)

         □ かつては旧江戸川の流れの侵食作用により「動く島」として知られていた。
           現在は護岸に固められ動かない。(いや、動いているのだ…という説あり)

         □ 島の中央にある「妙見神社」が島の名前の由来となった。

         □ 会員制マリーナの「ニューポート江戸川」は、かつての造船所跡地にある。
           ここの2階の地中海料理レストラン「ア・ラベラ」は島内唯一の飲食店。

         □ 島周辺は海水と真水が混じる「汽水域」であり、かつてはアサリの産地。






■鳥瞰図

 旧江戸川の流れに生じた胃袋状の膨らみの中で、東京側に寄り添った
 軍艦のような形の島があります。 それが「妙見島」です。

 両側の陸地との接点は「浦安橋」のみ。 しかも両側の市街地とは
 明らかに異なる空気に包まれています。  

■船首

 千葉県側から見た島の先端部分(南側)。
 隣の白い船と同じように尖っています。

■船首

 橋の上から見た先端部分。
 青っぽい車の群れは、どうやら清掃車のようです。

■ホテル

 南側の橋の下、先ほどの清掃車の北側です。
 どうやらラブホテルのようです。

■北側の千葉寄り

 もう一度橋上に戻って、今度は島の北側を確認します。


■北側の千葉寄り

 工場群に沿って道路と歩道が延びています。

 すごい勢いでトラックが爆走していきます。
 これはあの歩道を通るのが安全でしょう。

■北側

 瓦礫にパワーショベルに煙突。
 いい感じですねえ。 期待はいやがうえにも高まります。

■北側の東京寄り

 プレジャーボートや漁船、屋形船が係留されています。

■北側の東京寄り

 蔦の絡まるかまぼこ?

■異次元へ

 南側のホテル前から橋の下に入ると、向こうのほうに、北側に
 抜ける裂け目(?) が見えてきました。 島の東京寄りの側です。

■北側の東京サイド

 いよいよ北側に入りました。
 細い道ともいえない路地が続いているようです。

■北側の東京サイド

 右手の網の中には工場の従業員寮と思しき古い建物があって、
 その中で、野菜を栽培していました。

■胡瓜が沢山

 瑞々しい胡瓜が沢山実っていました。

■Cat

 視線を感じて振り向くと、猫が誰何するような目で見ていました。

■Cats

 警戒心が強くて、声をかけても、お菓子をみせても寄って来ません。

■Lonely Cat



■残骸

 パワーショベルの残骸か?

■艀

■機械とタンク、配管

 一体なんの機械でなんのための配管なのだろう。


  ■中間処理施設

    すべてはリサイクルのために



■北側の千葉寄り

 東京側の路地を引き返して、今度は千葉側やってきました。
 しばらく工場の入り口などが続いています。



■マリーナ

 マリーナの船が見えてきました。
 向こう岸に見えるのは、浦安市です。

■マリーナ

 かつての造船所跡地に「ニューポート江戸川」はあります。

■マリーナ

 反対側の壁に、釣り上げたカジキマグロ等の大物と一緒に写した
 写真が沢山飾ってありました。東京湾にもいるんですかね。





■マリーナ

 あっ釣りだけじゃないんだ。

■何かの処理工場

 マリーナから島の中心方面に入っていきます。

■妙見神社

 それほど迷わずに妙見神社の鳥居を見つけることができました。

■妙見神社

 島の名前の由来となった神社です。
 妙見とは北斗七星(北極星)を神格化したもの。



■向日葵



■ホルン ?



■立ち入り禁止

 ここから先は入れません。 せめて金網まで行ってみます。



■東京側から見る

 こちら側には、釣り船などが係留されていて、いい雰囲気です。




   ■船尾部分

     船に喩えると船尾の部分です。 カーブしやすいのか、ここでUターンする船もありました。
     「妙見島」いかがでしたか? 行ってみたいと思いましたか? 女性ひとりではちょっと無理かも。



撮影データ
2007.07.16, SONY α100 DSLR-A100 , TAMRON AF XR DiII 18-200mm f3.5-6.3 , TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR DiII



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