京  都  2

〜先斗町と祇園の夜・東寺・島原・三十三間堂〜


金曜の兵庫県への出張を利用して、夜は京都に泊まりました。 妻と三条大橋で待ち合わせ。
ひとり分の旅費を浮かせようというセコイ計画です。 京料理の夕食後、先斗町、八坂神社へ。
先斗町の夜景を撮ってみたいという夢が叶いました。 大阪の法善寺横丁を思い出しました。

翌日はホテルの自転車を借りて、世界遺産・東寺へ。 国宝の仏像たちと五重の塔が素晴らしい。
仏像はどこでも撮影禁止なのがとても残念でした。 最も僕レベルの写真では仏像に失礼かも。

勤皇の志士たちも通った遊郭跡の島原へ。 さらに三十三間堂へ。 国宝の仏像群に圧倒された。
中学の修学旅行で来たときに、いったい何を見ていたのか。 長い廊下という以外の記憶なし。
新幹線で京弁当とビールを楽しみながら帰京。いや、帰東京。 嗚呼、いつ来ても京都はいいなあ。



* 京都の散歩 行程図 *



■撮影データ

2008.7.20 ,  SONY α700 DSLR-A700 , RICOH Caplio GX100





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無事に妻と落ち合い、まずは腹ごしらえ
リーズナブルなお店と調査済みの
三条大橋に近い「わらべうた」さんへ


おーっ! 中庭があって好い感じ
いやがうえにも期待は高まる
京都の町屋のお店での夕食… 最高の贅沢


3,800円の「雪コース」にしました
この値段で座敷なんて他にありません

秋を感じさせる美味しい料理が出てきました


食後には「先斗町」に繰り出します(妻同行 ^^;)


先斗町は、鴨川と木屋町通の間にある花街


高級なお店以外にも一般の飲食店も並ぶ


味のある暖簾が店ごとに


入り易そうな店が案外多い


治安も良く、若い女性や外人観光客も多い


あわてて撮って、手ブレが惜しい


これは被写体ブレ

ちょっとブレた人の位置が悪い、目線が悪い
再チャレンジしている時間がないので、次に行きます


ここは目疾地蔵です

目の悪いTAKEは、京都に来たらここにお参りする
この日で多分4回目なのだ


花見小路にちょっと入ってみたけれど、
ハイヤー・タクシーの通行が多く退散
折角の夜の花街の情緒が台無しです 交通規制すればいいのに


さて、やっと八坂神社に到着
ライトアップしているので、夜もお参りできます

かなり暗いけれど、さすがf2.8
余裕で手持ち撮影ができた


いや、こっちのほうが暗かった
ISO800で、何回も取り直して、やっと月が止まった

やはり三脚がないと低ノイズの夜間撮影は不可だった


家田荘子… あの作家の?


京都タワーは明日昇りに行こう
どこかで缶ビールを買ってホテルで寝酒なのだ!!








夫婦の記念撮影
その場ですぐプリントされたら買うしかないでしょ


東寺は弘法大師空海に下賜された
真言密教の根本道場


逆光がつらい


順光に回って


なんという、美しいフォルム
国宝 五重塔


日本の東国と西国を守るため、国家鎮護の祈りを込めて
平安京の正門・羅城門に東寺と西寺の2つの寺が建立されました

東寺は何度かの火災を経て残っているが、西寺は跡形もない


国宝の「金堂」です。多分(~_~;
この中に本尊が安置されています



本尊の薬師如来坐像と日光菩薩、月光菩薩
この写真からは伝わらないけれど、素晴らしいの一語です

(写真転載)








次は梅小路公園を抜けて、島原に向かいます







梅小路公園の一角 朱雀の庭


旧二条駅舎


旧二条駅舎

この中は蒸気機関車館です
今回は残念ながらパス


島原の角屋 (重要文化財)

島原は、我が国最初の花街。 二条から六条に移るとき
島原の乱のような騒ぎだったから島原と言われたそうな

この写真の「角屋」は太夫を呼んで宴会をする「揚屋」


この角屋は「揚屋建築」というらしい


角屋

幕末にはここで西郷隆盛らが密談をしたらしい
新撰組もここ島原はよく利用したそうだ
残念ながら今回は中には入らなかった



ちなみに新撰組の「芹沢鴨」はここ角屋での大宴会の帰り道に
暗殺された。 また、伊東甲子太郎、斉藤一、永倉新八が
3日間居続けて近藤・土方らの怒りを買ったのもこの角屋である


ここは一般の住宅です


屋根の上に置物があって、とても趣深い


輪違屋

輪違屋は妓達が在籍する「置屋」である
新選組隊士も輪違屋の妓と遊んだのだ
現在はお茶屋として使用されている


この輪違屋は「置屋建築」というらしい


島原大門
遊里と浮世を隔てる門

昔はここに「見返りの松」があった
この門は慶応3年に建築したもの
火災等で何度か建て替えしている


島原大門
 MEMO

 京都には先斗町、祇園甲部、上七軒、宮川町、祇園東の
    5つの花街があるが、ここ島原には当時の面影を偲ばせる
なにか空気のようなものが流れている気がする


周辺には、壬生屯所旧跡(八木家)や壬生寺、山南敬助らが
眠る「光縁寺」など新撰組ゆかりの名所が点在しているが、
それらはいつの日か訪ねることにしたい

新撰組隊士たちとすれ違う場面を想像するTAKEであった







西本願寺近くの「麒麟亭」でランチ


麒麟亭は大正年間創業のすきやきと洋食の店
すき焼き風牛鍋が700円也

甘めの割り下と和牛と卵が絡んで最高!!


蓮華王院本堂 通称”三十三間堂”

堂内の柱間が33ある。これは観音菩薩が33種の
姿に変じて衆生を救うことに由来している


南北120mの長いお堂は入母屋造り
一点集中の遠近法の構図が心地よい




千体千手観音立像

光輝く千体の観音像の迫力に圧倒される
ただポカンと口を空けて立ち尽くすのみ
本尊の千手観音坐像を入れると、1,001体

三十三間堂公式HP  http://sanjusangendo.jp/


三十三間堂といえば、「通し矢」ですね
あちこちに矢の跡があり鉄板で補強されている


鴨川 真ん中の鷺が分かりますか







渉成園

東本願寺の飛地境内で、広い敷地をもつ庭園

傍花閣(ぼうかかく)


傍花閣は望楼を兼ねた門なので回りは桜の樹


回棹廊(かいとうろう)


印月池のアオサギ


京都タワーからみた西本願寺
初めてタワーに登りました

かなり眺望がきくのでオススメです


先ほど行った渉成園


東寺のある、いかにも京都らしい眺めを見ながら
今回の旅を終えます。
今度は京都御苑周辺か、郊外にも行ってみたいな




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