勝 鬨 橋
銀座から築地を通り、晴海に行く際に隅田川に架かる橋で、可動橋(跳開橋)である。
昭和15年に完成したこの橋は、一時は都電も通行していたが、道路交通量の増大などから、
昭和45年11月29日を最後に跳開されることはなくなった。開いてみようという話も持ち上がったが、
膨大な費用がかかるらしく立ち消えになっている。
写真撮影日・時間がバラバラなので、季節・昼夜が混ざっています。ご了承ください。
☆
□「勝鬨」とは、明治38年の日露戦争における旅順陥落祝勝記念として「勝鬨の渡し」が設置されたことに因んだもの。
□ TAKEの世代の方はご存知と思うが、NHKの「魔法のじゅうたん」(昭和36年4月から38年10月放送)でNHKの屋上から、
黒柳徹子と子供たちがじゅうたんに乗って、学校を空から見に行くのであるが、必ず勝鬨橋をくぐっていた。
□ TAKEが子供のころ、父親の運転する車の中から開いている橋を見た記憶がある。たぶん閉じるまで信号で止まっていたのだ。
□ 築地側の橋のたもとには、「かちどき橋の資料館」が2005年4月に開館している。
かちどき橋の資料館のサイト http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kachidoki/
■ 勝鬨橋へ
銀座から晴海通りを歩き、築地を過ぎると
「勝鬨橋」が見えてきます。
まずは、右にある「かちどき橋の資料館」へ
■ 勝鬨の渡し
資料館の入り口に「かちときのわたし」碑があります。
勝鬨の渡しを廃止して、勝鬨橋を架けた旨が書いてあります。
上のほうにも書いたけど、明治38年の日露戦争の際、旅順を陥落
いたお祝いに渡しを設置したもの。 だから「勝鬨」なのです。
■ かちどき橋の資料館
資料館は、勝鬨橋の変電所を利用した施設です。
橋を閉開するモーターをコントロールするための変電です。
右から左に読む文字が時代を感じさせます。
■ 資料館入り口
■ 直流発電機
中に入ると、いきなり大きな発電機が二つ並んでいます。
直流を発電し、交流が…… 電気工学は苦手でして…
■ 高圧配電盤
黒くて硬くて大きくて。
いかにも頼りがいのありそうな配電盤。(電気は苦手でして…)
■ 開いている勝鬨橋
昭和32年、というとTAKEが1歳の頃。
昭和15年に完成した橋だけど、当時としてはすごい最先端の
工業力だったのではないでしょうか。
■ 定点観測
ほぼ同じ位置から撮影。
後ろのビルが違うだけ。
■ 橋のたもと
「勝鬨橋」というプレートを確認したら、
さっそく渡ってみましょう。
■ 向こうは佃島
向こう側は佃島方面が見渡せます。
■ 中間点
橋のちょうど真ん中。継ぎ目が見えます。
この上を都電が走っていた頃は、どうなっていたのかな?
■ 曲線美
白い曲線が美しい。
■ 信号機
この信号機が使われることは、もうないのだ。
■ 汐留方面
月島側から見て、左のほうには、汐留のビル群と東京タワー。
■ 全景
美しいそのフォルムを目に焼き付けます。
お次は、聖路加タワーに上って鳥瞰してみます。
■ 聖路加タワーから見た勝鬨橋
なかなか良い眺めでしょ。これで無料だから
オススメです。
■ 聖路加タワーから見た豊洲ららぽーと方面
− 夜 景 を 楽 し む −
■ 夜の勝鬨橋
なんか、いいでしょ。
こちら側の遊歩道から見ると幻想的。
時間を忘れます。
■ 橋梁の小部屋
中央部の橋梁には、4か所の小部屋があります。
運転室、見張室、宿直室など。ここは何の部屋だったのかな。
夜の緑のライトのせいか、とても寂しげです。
■ 定点観測
橋の真ん中から見た聖路加、佃島方面の眺望。
■ 屋形船
屋形船が通るとスローシャッターのため、幻のようです。
ビルの明かりがブレているのは、三脚がないのと、車の振動のため。
■向こうは汐留
汐留方面の夜景。
東京タワーも見えます。
撮影データ
2006.08.10, 2007.05.26他, SONY α100, CASIO EXILIM EX-Z500 他