目白不動
目白という地名・駅名にもなっている「目白不動」。 目白駅から学習院大学を右に見ながら、
千登世橋を渡ると、もう目の前です。 五色不動を知るまで、目白という名前が
不動明王に由来するとはまったく知りませんでした。 それでは境内に入ってみましょう。
目白不動 MEMO
・ 神霊山金乗院(こんじょういん)慈眼寺 真言宗
・ 東京都豊島区高田2-17
・ 目白不動は元々、金乗院から東に約1km離れた文京区関口の「新長谷寺」にあったが、
昭和20年5月の戦災で焼失したため、金乗院と合併し、本尊目白不動明王を金乗院に移した
・ 秘仏であるらしく、拝観できなかった
■山門
石碑に弘法大師とあるので、真言宗と分かります。
五色不動のうち真言宗はここだけ。 あとは天台宗です。
■山門
■倶利伽羅(くりから)不動庚申塔
本堂近くにあった、剣に巻きつき、呑み込もうとする竜の姿の庚申塔です。
立て看板には
「人間を罪過から守る青面金剛の化身。三猿は天の神に人間の犯す罪を伝えない
様子をあらわしている」と書いてあります。
倶利迦羅大龍は不動明王の化身です。龍に姿を変えて衆生を救おうとしているので
しょうか。
猿は庚申の「申」(さる)からきています。
青面金剛、庚申講とは Wikipedia
■本堂
金乗院の本堂です。 ここにお不動さんがあるのかと探してしまい
ました。
ここには金乗院の本尊の「観世音菩薩」が祀ってありました。
■本堂内部
残念ながら厨子が閉じてあって、観音様は拝めません。
■目白不動堂
不動堂は、山門を入ってすぐ右側にありました。
金乗院と合併したけれど、境内では明確に分けられているのかも。
■目白不動堂
残念ながら内部はまったく覘けませんでした。 目白不動が見たい !
こういうときは、パンフレットに写真があったりするけれど、貰い忘れました。
■墓苑
お墓参りに行くお二人について階段を登ります。
■墓苑
■丸橋忠弥の墓
由井正雪の片腕で、宝蔵院流槍術の使い手、丸橋忠弥の墓。
鈴ヶ森処刑場で磔となった。 品川のお寺にも墓があるらしいが…
■江戸名所図会
江戸名所図会の目白不動堂。
文京区関口の「新長谷寺」の頃のものか。
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